原因不明の痛みのため、患者さんはイライラする、悲観的になるなど、不安定な精神状態になります。
そんなときに「仮病でしょう」というような否定的な言葉や「痛いでしょう」と、痛みを肯定するような言葉は、落ち込みをひどくしたり、痛みを助長させてしまうなど、マイナスに働きます。
周囲に痛みを訴えることで精神的に楽になるようであれば訴えをよく聞いてあげ、一緒に精神科を受診するなどの配慮が大切です。
こうした原因不明の痛みや異常感覚は、精神的な苦痛が抑制され、身体症状として象徴的に現れていることが多い点を理解することも大切です。